これぞサムライ魂だ。死球で左足甲を打撲している西武の片岡易之内野手(26)が13日、陸路で熊本入りした。患部への影響を考慮して、チーム便での飛行機移動を断念。仙台から12日のうちに帰京した片岡は、電車を乗り継いで計1650キロに及ぶ“日本縦断独り旅”でチームに合流した。患部は順調に回復。片岡は14日のソフトバンク戦(熊本)で戦列復帰を目指す。
さすがのリードオフマンもぐったりだった。2日がかりで陸路だけのトータル約1650キロ独り旅。最後は熊本駅から徒歩でホテルにたどり着いた片岡は「疲れ?大丈夫です」と気丈に振る舞ってチェックイン。それでも表情は疲れの色がありありだった。
それもそのはず。チームは仙台から空路で福岡へ。そこからバスで移動して約3時間45分かけて熊本入りした。しかし、片岡の姿はそこになかった。11日の楽天戦(Kスタ宮城)で左足甲に死球を受けて途中交代。患部は腫れ上がった。「腫れの出やすい選手。飛行機だったら気圧で腫れがひどくなるかもしれないので陸路での移動を勧めた」と佐々木トレーナーは説明。さらにチーム移動の際はスーツ着用が義務。革靴で患部を圧迫させるよりも、私服での移動を勧められた片岡も“独り旅”を決断した。
欠場した12日の試合途中、新幹線で1人帰京して品川プリンスホテルで1泊。10時過ぎの新幹線に飛び乗り、在来線を乗り継いで2日間計8時間に及ぶ陸路移動を敢行して「さすがにこんな移動はあんまりしたことがないですね。飛行機は気圧の関係で腫れがひどくなるって言われたんで…」と苦笑いだ。
ただ、移動時間はかかったが患部への負担は最小限にとどめた。ここまで無理をしたのも、すべては早期復帰をにらんでのものだ。「陸路?オレなら行かないな」と笑った渡辺監督は「ヤス(片岡)はDHで出るような選手じゃない。しっかり守れるようになってから」として、14日のソフトバンク戦出場は試合前の状態を見て判断することを示唆した。
チームの進撃へ片岡の存在は欠かせない。不屈の闘志を見せたサムライが“火の国”での戦列復帰を狙う。(スポニチ)
サムライってかっこいいですよね